かつてこんなに寂しいと思ったことはあっただろうか。
かつてこんなに虚しいと思ったことはあっただろうか。
かつてこんなに儚いと思ったことはあっただろうか。
世界がモノクロに見えて
ぼくの世界には色が存在しない
そんな気持ちになっていた。
どこにも行きたくない
どこにも生きたくない
だってぼくは世界から見放されたから。
いつもそうだ。
ひとりで考えては
世界が悪い
世界が悪い
と何度も、何度も唱えては落ちていく。
ぼくは世界に見放された。
でも、見放されたからなんだというんだ。
見放されていなかったら何かが変わったというのか。
答えは否だ。
自分自身わかっているはずだ。
何も変わらないということに。
だったら、あがいて、あがいてあがいて
生きていくしかないんだ。
それがぼくの世界からの挑戦状だから。
その挑戦状を思い切り床に叩きつけて
受けてやろうじゃないか、世界からの挑戦を。
どきどき嫌になるかもしれない
どきどき逃げたくなるかもしれない
どきどき生きるのが辛くなるかも知れない
その度に世界からの挑戦状を思い切り床に叩きつける。
ぼくは世界に見放されても世界には負けない。