消えるという選択肢
日めくりカレンダーをペラペラとめくるように毎日が過ぎていく。
なにもしてないで睡魔に負けて眠ると半日がたっている。
何してるんだろうと自分を責めるけど、なにも現実は変わらない。
でも責めてしまう何故だかはわからない。
解決しないことに時間を使うのはもったいない。
そんなことは自分が一番わかってるよ。
でも毎日、毎日惰眠を貪りひとつも進歩しない自分に嫌気がさすんだよ。
仕事にも行きたいよ。
行きたいけど行けないんだ。
一歩が踏み出せなくてその場で地団駄を踏むしかできないから。
生きているだけで儲けものなんていうけど
きっとそれは心のそこから生きたいと思っている人の証。
毎日を怠惰に過ごしている自分には存在証明すらない。
それでも生きることにしがみついて毎日を送っているということは
きっと何かをしたいからなのかなと漠然と考える。
ただ、砂のようにさらさらと消えることができるといわれたら迷うことだろう。
これでもかっていうくらい悩んで、悩んで
消えることを選択するだろう。
きっとそれが最善の選択だと自己満足に溺れながら
さらさらと消えていくのだろう。