わがままボディがゆく

ことばは心の大事な処方箋

甘々5ヶ条

歩くのに疲れたら君ならどうする? 少し真剣な顔をして僕に訪ねてくる君。 そうだな、水分補給して休むかな。 と答える僕に真剣な表情を崩して そうだよね、休むよね。当たり前だよね。 と返す。 質問の意図、真意がわからないから僕は訪ねる。 どうしたの、…

早朝覚醒の朝

今日も早い時間に目が覚める 寝た時間が早い訳じゃない 昨日の寝た時間だって日付を跨いでいた なのに目覚まし時計よりも早起きだ 嫌だ、嫌だ、嫌だと最初は思っていたんだ ゆっくり寝させてくれよって何度思ったか だけど、あるときから嫌だと考えないよう…

現実の不安

不安だよね 現実が迫ってくるの 不安だよね 振り払っても幽霊みたいに触れなくて 歪んではまた現れて でもね、現実も不安も御札を使って追い払おう 御札をにはね <ま、いっか。生きてるし> って書いて現実や不安に押し付けるんだ そうするとね 消えていくから

見放されても

かつてこんなに寂しいと思ったことはあっただろうか。 かつてこんなに虚しいと思ったことはあっただろうか。 かつてこんなに儚いと思ったことはあっただろうか。 世界がモノクロに見えて ぼくの世界には色が存在しない そんな気持ちになっていた。 どこにも…

夢の世界へ

眠いときは寝て、夢の世界に旅に出よう そして、素敵な夢が見れますように そう願って眠りにつく 夢の世界の遊園地 メリーゴーランドは全てペガサス 夢の雑貨屋 置いてあるのは全て妖精の贈り物 夢のスーパー 買える物はキラキラと輝く食べ物たち 夢の公園 …

中途覚醒の夜

中途覚醒の夜 家族が寝静まっている夜 またかと思う中途覚醒 すっかり眠気は飛んでしまった そういえば今日は夕食を食べていない 夕食を食べに散歩に行こうかな 深夜に食べるご飯は背徳の味 こんなことを考えていると 中途覚醒も悪くないかなと思えてくる ま…

電源プラグ

眠りたくても眠れない夜には何処へいこうか 都会の雑踏にもみ消される足音に よくなりますように耳を澄まし 人の並みが途切れない中心で いつまでも、いつまでも、立ち尽くした ※※※ どこに行くにも制限時間があって どこに行くにも許可がいる 自分の通行許可…

逃避行

ずっと、ずっと、ずっと、ずっとずっと 走って、走って、走って、走って走って 汗を流しながら 涙を流しながら 息をきらしながら 届かないとわかっていながら 手を伸ばして 必死だった あなたの手を掴みたい一心で 何度も、何度も、何度も、何度も何度も 空…

光のパレード

手を広げたら光のパレード 空を飛ぶ謎の球体 様々な色の球体が空を舞い 風に吹かれてふわふわ翔んでいく 手を広げたら光のパレード

笑を描く

ひとしきり泣いたら ひとしきりくだらない話をしましょう そしてひとしきり笑いましょう あなたの笑顔がわたしは好きです

たずねてみても

OK Google 明日の自分の天気は? すみません、わかりません はぁとため息とともにだよねという気持ちがわいてくる 自分の天気がわかったらどれだけいいだろうか…… OK Google 明日の自分の気分は?

気分もカラフル

カラフルな傘 気分もちょっと明るくなるね

おもちゃだけど

たこ焼き型のおもちゃを買った声をかけるとなんで?そうなんだとランダムに話す誰得おもちゃだ いましんどいんだ なんで? なにもできない自分に腹が立って なんで? だって役に立ててないから なんで? 仕事も病気もなにも上手くいかない そうなんだ だから…

ハートの世界

世の中は素敵に溢れてるよ そういって君はハートの形をした なにかを取り出して言った 触ると世の中の素敵が溢れてきた そっか素敵はこんなに身近に あったんだね

未知とのそうぐう

初めて会うのはどちらも一緒 それが人間だろうが 動物だろうが 植物だろうが変わらない

夜の妖精

優しい夜に包まれて ふっと現れたあなたに手を伸ばした そしたらあなたもわたしの手を そっと握ってこう言った 牛丼食べたい

向こう側

壁の向こうに行きたいけれど どうやらそう簡単にはいけなそう でも待ってて 優しく撫でながら 壁を少しずつ壊して 会いに行くから 自分自身の……

大切な

派手に生きたい訳じゃない裕福な生活に憧れてる訳じゃない ただ、ただ普通に生きる楽しさをくれ普通に仕事ができる体をくれ 体と心は一心同体だけど自分は一進一退 衰えてくよ、体力やる気がなくなるよ、気力 大切な人たちを守りたいよ

息を吹き掛けて

ふーっと吹きかけて 花を咲かせよう 黄色いライオンのような 道端に生えている雑草だけど みんなに愛される花を

スモーキングエリア

流れる人混みから逃れて タバコに火をつける 外の世界はどうやら今の私には速すぎるみたい だから、こっちが私の世界 吐き出す煙にのせて 吐き出す疲れ 少しだけ、ちょっとだけ もとの世界に戻るためのリハビリ

いもむし

いもむしみたいに人間も さなぎの時期があるみたい でも、いつかはちょうちょみたいに 綺麗に羽ばたけるよ

きせき

まほう

この世に魔法はないけれど 魔法の言葉は存在してるよ あとはあなたが探せるかどうか 大丈夫、きっと見つけられるよ あなただけの魔法の言葉

はね

自由に羽ばたける羽があったら どこまでも飛んでいきたい 誰も知らない土地まで

あめ

雨の中、傘もささずに濡れながら歩く そんなときにびしょびしょだね 心も体も と優しさと温もりのこもった声で 傘を差し出してくれた君も 泣きそうな顔をしてたよ

手と手

夜の森

月の明かりと 星の明かりと ランタンの火が 心を少しだけ温かくする

冒険

裏路地

ビルの裏路地にひっそりと咲く花 野良猫の鳴き声、カランカランと転がる空き缶 そこは裏舞台、様々な音が音楽を奏でる そんな場所で缶コーヒー片手にタバコに火をつける 吐いた息とともにため息が漏れる なにもできない自分に嫌気がさす でも、なにもできな…